ハンス・ウェグナーがデザインしたイージーチェア『AP27』です。
ウェグナーの代表作であるパパベアチェアと同じ張りぐるみで、肘掛に木が使われている事からママベアチェアと呼ばれています。
パパベアチェアは座面が置きクッションタイプでどっしりとした印象があるのに対し、ママベアチェアは座面が一体化されてボリュームを抑える工夫がなされており、先端部が尖った肘掛けと相まって圧迫感が少なくスリムな印象です。
座角は程よく傾斜し、背もたれは肩周りと腰周りをしっかりホールドするので、天然資材で構成されたクッションと相まって包み込まれるような安心感があります。
空間のアイコンになるようなボリュームのあるパパベアチェアに対し、スリムで空間に溶け込むようなママベアチェアは、互いにハイバックチェアで座り心地が良いという共通点を持ちながらも、デザインのコンセプトとしては対照的な椅子であると言えるのかもしれません。

Kjellerup Væveri社のHanna Vedelデザインの生地で張り替え済みです。

[デザイナー] Hans J. Wegner（ハンス・ウェグナー）
[サイズ] 幅74cm、奥行75cm、高さ106cm、座面の高さ39cm
[メーカー] AP Stolen
[木材] チーク（肘掛け）、オーク（脚部）
[配送] らくらく家財宅急便 Dランク